2008年01月02日

レ・ミゼラブル 少女コゼット【第52話】「銀の燭台」

ジャンの作り上げた学校では、ガブローシュや子どもたちが教室で一生懸命学んでいる。
弁護士事務所を開いたマリウスは、貧しい人々のために日々力を尽くしていた…。

うぉーい、いきなりジャンが出てってから一年経ってる!!!!
コゼットが今まで以上にかわいい!!!作画の力はすごいな。
これなら大人コゼットでもいいわ。

ジャンの独白で、今までちょっとずつしか明らかにしなかったジャンの過去を、総集編のように語ってくれた。
未亡人の姉の子供達を養うために、どうしようもなく盗みを犯したのか。
アランは過去の自分のようなものだったのだな。
しかしパン盗むだけで懲役5年か。重いな。。
脱獄を繰り返して懲役19年になってるし、よく出所できたものだ。

ミリエル司教様かっけーーー!!!!
人は変わることが出来ると信じていて、先を見通せる力も持ってたのかな。
でも奥さんは明らかに嫌そうな顔してたけど。つか奥さんなのかも謎だが。

ジャンが死んじゃったよーーー(つд⊂)
1769-1834。享年65歳。この時代なら長生きな方なのか?
コゼットとマリウスに銀の燭台を託し、
二人に見取られて逝ったのだから死に際は満足だっただろう。

「人は変わることができる、人類も同じだ」
これか!!!!ここに終着するのか!!!
ジャン自身のこと、ジャンとコゼットを取り巻く人たちのこと、そしてパリの革命。
人が変わることを示し、それで世界も変わることを示したってことか。
アニメではコゼットを主役に置いてるが、たしかにレ・ミゼラブルはジャンの話だった。

総評:
4クール作品を全部見たのは何年ぶりだろう。
長かったがおもしろかった。
幼コゼットの可愛さのみで見続けてきたが(ぉ
きつい展開も越えても、常に追われ続けていたし、
状況や年がどんどん変わっていったので飽きなかった。
貧困がテーマであり、それによって人が変わってしまう悪い例と、
罪を犯しても人は変わることができるという良い例がうまく描かれてると思う。
終わってみると、状況にも屈せずファンティーヌを信じ続けたコゼットではなく、
ジャンが主人公だということがよく分かった。

全部終わったのでWikipedia見たみたんだが、
かなり原作との相違点があるんだな。
原作はもっと無情だった。救いがない。
世界名作劇場用にソフトに感動的になるよう改変してたんだな。
それでもティナルディエは最悪だったが。。。
原作を読んだ人には、アニメは甘くて物足りなかったかもしれんが、
世界名作劇場として見たのなら、十分な出来だろう。
posted by フカヒレ家 at 01:43| Comment(1) | TrackBack(1) | レ・ミゼラブル 少女コゼット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは〜
TBがすぐ行かなかったので念のためコメントも。
フジ時代の後半の名作劇場がひどい扱いだったので心配でしたが1年間52話、これぞ名作劇場です。コゼットを主人公にしてもちょっと小さい子どもにはレミゼは難しい内容でした。大分原作と違ってしまったところもありましたが復活第1弾として十分アピールするものがあったと思います。次作ポルフィもレビュー書きますのでよろしかったらご笑覧ください。
Posted by のらりんはうす at 2008年01月06日 23:09
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レ・ミゼラブル少女コゼット 第52話(最終回)
Excerpt: 復活名作劇場第1弾も大団円。ほぼ原作に沿ってジャンバルジャンとコゼットの別れを描いた。 名作劇場史上最多の死者を出してしまった割にはキーとなるキャラはほとんど生き残り、かなり原作と違うところもあ..
Weblog: のらりんクロッキー
Tracked: 2008-01-06 23:01